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知る人ぞ知る、広島市安佐北区の日本料理の名店「板前 まつもと」

広島県広島市から少し山側へ向かった安佐北区に、ひっそりと佇む「板前 まつもと」
結婚祝いの食事にと、初めて利用させていただきましたが、大変素敵な時間を過ごす事ができたので、是非足を運んでみていただきたいと思います。
JR可部線・可部駅から広島市バスに乗り換え、可部上市駅から徒歩2分足らずのスーパーの斜向かいにある日本料理店です。

ya2r100.gorp.jp


広島駅からであれば可部方面行きの市バスに乗ってしまえば、乗り換えも不要で最寄り駅まで行く事ができます。
静かな裏道ののれんをくぐると、温かみを感じる木製のテーブルが目に入ります。まだ出来て日が浅い店内では照明も明るすぎず、暗すぎず、落ち着ける空間となっていました。
お洒落な店内の雰囲気で畏まってしまいそうでしたが、とても明るく気さくな板前さんが出迎えてくださり、とても和やかな雰囲気で親しみを感じました。
今回は主人の紹介だったので、事前に食べたい物(海鮮、刺身、出汁が味わえるもの…などなど)をお伝えした上でディナーへ行かせていただきました。既定メニューとは違ったかもしれませんが、本当に美味しく印象的だったので、ご紹介したいと思います。
ドリンクも種類が色々あり、迷ってしまいましたが、料理に合うものをお勧めしていただき、梅酒をいただくことにしました。

付き出しから、「もう食べる前から美味しいの分かるね〜!」と主人と話してしまう程、見て楽しい・食べて美味しいの連続でした。

 

板前 まつもとの感動料理3品

個人的に特に感動した3つの料理をご紹介したいと思います。

 

1.鯛の土瓶蒸し

まずは、「鯛の土瓶蒸し」です。私のリクエストである、出汁の効いた食事、ですね。私自身、あまり海鮮が得意ではなく、火を通せば食べれるかな…と言う程度だったのですが、蓋を開けたら「ザ・お出汁」の香りで、思わずヨダレが出そうになってしまいました。土瓶の中には、鯛と旬のきのこが入っていました。この香ばしく香り高いきのこは…?と思ったら、主人のリクエストである松茸でした。それは良い香りが漂うはず。松茸と鯛なんて、贅沢な土瓶蒸しだなあと思いながらも食べ勧めていると、気づいたら出汁を一滴も残さず飲み干してしまいました。

鯛の土瓶蒸し

2.海老と芽ねぎの餡かけ

二つ目の料理は、海老と芽ねぎの餡掛けです。プリッとして優しい海老の歯応えと、シャキシャキの芽ねぎがいい具合に食感を楽しくさせてくれました。海老の上に少し雲丹が乗っており、良い磯の香りに包まれて、なんとも言えない幸福感に満たされました。餡は少し生姜の効いた出汁餡で、さっぱりと美味しくいただく事ができました。

海老と芽ねぎの餡掛け
3.秋刀魚のお刺身

3つ目の料理は、秋刀魚のお刺身です。秋刀魚のお刺身って初めて見た…というか、生で食べれるの?と少し不思議に思いましたが、表面を軽く炙ってあり、鰹のタタキのような見た目でした。鰹を想像しつつも口に入れると、全然違う香ばしさ!脂が乗った秋刀魚の旨みと香ばしさが口いっぱいに広がり、思わず、「ご飯かき込みたいなあ」なんて思ってしまいました。

秋刀魚のお刺身

 

秋の旬の食材を詰め込んだ、渾身の日本料理。出来たばかりのお店とは思えない板前さんの慣れた手つきと、老舗感がとても落ち着く空間でした。今回はカウンターでお食事をいただきましたが、どうやら個室もあるようです。
ディナーの場合はやはり板前さんが作る日本料理店なので、それなりにはしますが、なんとランチもやっているとのこと。お手軽なお値段で本格的な日本料理を楽しむ事ができるようです。聞いた瞬間、また行こうと心に決めました。
一度きりでは勿体無い、本当に記憶に残る美味しさと美しさを兼ね備えた日本料理店です。静かに落ち着きたい時、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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