上野のハシゴ酒マスターが教える「結局皆ここにたどり着く」上野最強の居酒屋とは

こんにちは！

サブカルチャーも大衆化した2023年、サブカルこそ令和のメインカルチャーなのではないかと考えている筆者です。

そんなサブカルブームが一般化した昨今、「ハシゴ酒」で飲んだくれることも、おっさんだけの特権ではなくなりました。

というわけで今回は、上野に住んで10年、週1回は必ず上野でハシゴ酒をするというハシゴ酒マスターのHさんに「結局上野で一番オススメの居酒屋ってどこなの？」という疑問をぶつけてみました。

上野初心者/上級者向けの通り

まず、上野にはビギナー向けの呑み通りと上級者向けの呑み通りがあるそうです。

ざっくり違いをまとめると、初心者向けの通りは料金は高いが、ナンパや相席など色んな人がワイワイ飲んでいる”上野らしい”雰囲気があり、上級者向けの通りはディープな地元臭さがあり敷居が高そうな雰囲気はあるが、コスパがとにかく良くせんべろやハシゴ酒に向いている店が多いんだそう。

一般的に駅前や線路沿いの通りは初心者向けで、ガード下やそこから離れる通りは上級者向けで、店の前の道の細さと暗さで見分けられるとおっしゃっていました。

名言(迷言)

「汚ないおっさんが出てきそうな店はせんべろ向き、小綺麗で元気な店員さんがいたら違う」

初級者向けの居酒屋[上野]

アメ横などに代表される観光や上野初心者が多い、いわゆる初級者向けの店は基本的に食事/ドリンクともに料金設定が高く、お通し等も合わせると1フード1ドリンクで1000円を超えてしまい「せんべろ」(1000円でベロベロに酔っ払えるの意)には向かないんだそう。

その一方で、老若男女が相飲みやナンパなどでワイワイガヤガヤ飲んでおり、下町の雰囲気を味わえるんだそう。また、"映え"を意識した店も多く、SNS等に力を入れる若者に人気が高いんだそうです。

1.上野駅前通り

上野駅を出てすぐ、目の前にある居酒屋が立ち並ぶ通りです。アメヤ横丁ほど混雑していませんが、駅前にあるためフラっと立ち寄りやすく、初めて上野に行く方でも気負いせずに上野飲みが楽しめるんだそうです。

2.アメヤ横丁

観光のド定番のアメ横もとても入りやすい店が多いです。お客さんの呼び込みも盛んなため、初めて行く人にとっては入店しやすい空気があると思います。また、観光客も多く老若男女、日本人/外国人問わずガチャガチャしたカオス感があり、まさに上野らしい飲みができる場所だと言えます。

上級者向けの居酒屋[上野]

上野で入りにくさが満載の上級者向けの居酒屋が集まる通りを２つご紹介します。どちらもせんべろにピッタリのコスパが最高の居酒屋が多くあり、表通りに飽きたら挑戦してみてください。

ちなみに入りにくさや居心地の悪さは二杯くらい飲めば感じなくなるそうなので、30分程度の辛抱です。また、あまり広くない店舗が多いため大人数での挑戦は控えるのがベターです。

名言(迷言)

「居心地の悪さを感じないコツは、注文をモタモタしないこと。忙しくなさそうなタイミングを見計らって注文すること。早く酔っ払うこと。」

1.JR 高架下商店街

上野駅から御徒町駅を結ぶ線路の高架下にある商店街です。見るからにディープです。道が狭いのですぐにわかります。せんべろ系居酒屋は上野側に多いらしいので、駅前通り等で少し酔ってから挑戦するのが良いのではないでしょうか

2.上野マルイ付近

こちらは、駅前通りを曲がってすぐのせんべろや立ち飲み屋が密集しているエリアです。駅前通りに近いことから、賑わいもありながらコスパ良く飲めるといういいとこ取りができます。エリアには人気店も多く行列ができることも多いですが、ディープな立ち飲み屋さんであれば並ばずに入ることもでき、思う存分ベロベロになれます。

で、上野で一番オススメの居酒屋は？

いわく、ハシゴ酒の醍醐味は上級者向けの店を回るのではなく、自分にとってちょうどいい雰囲気の店を探すことにあるそうです。

つまり、店主と仲良くなって常連になる店を作ることが目的でないのなら、自分の居心地の良さとコスパの良さのベストなバランスの店を見つけることこそハシゴ酒の醍醐味らしい。

ここで多くの人がここで落ち着くという上野最強の居酒屋を紹介します。

・五の五

いや、チェーンかい、割と有名じゃんと思われた方もいらっしゃると思いますが、ミソは楽しみ方の選択肢の多さにあるそうです。上野の五の五さんは三階建てになっており、一階ではカウンターと路面飲みを楽しむことができ、2階3階では、数人の仲間内で飲めるなど気分に合わせて楽しみ方を変えられる上に、カオス感を感じつつ、料理の質とコスパの両方を取れる上野らしさが詰まったお店なんだそうです。