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仙台のコスパ最高の博物館「東北大学理学部自然史標本館」


私が紹介したいのは、宮城県仙台市にある東北大学理学部自然史標本館です。別名、東北大学総合学術博物館とも言われています。
この博物館は、地元の人でも一部しか知られていない超マニアックな博物館です。しかし、生命の歴史や地球環境の変化を楽しく見れるので、かなり見ごたえのある博物館になっています。
しかも、入館料が激安なのもポイントです。大人は150円、小・中学生は80円、未就学児は無料となっています。受付の方からは、子ども用のパンフレットももらえるので、子どもでも楽しめること間違いなしです。特に、恐竜や化石が好きな子なら飽きることなく楽しめると思います。

www.museum.tohoku.ac.jp

 

東北大学総合学術博物館の見所

1.1階 先カンブリア時代から白亜紀までの化石

東北大学総合学術博物館 恐竜 標本

 

ちなみに館内は、二階建てで円形になっています。決して広くはありませんが、展示されている内容がすごいです。
まず、入り口に入ると、先カンブリア時代から白亜紀までの化石を全て見ることができます。向かいには恐竜の標本もあって迫力がすごいです。また、奥に進むと様々な鉱物も展示されてあり、地球の地殻変動のすごさも分かってきます。
ちなみに、2階に行く階段の前には、東日本大震災の津波の被害状況が映像によって分かるようになっていました。ショッキングな映像なので、人によっては注意が必要です。私は、思わず足を止めて見入ってしまいました。
そして、さらにすごいのが2階に行く階段上に展示されている大きなイワシクジラの標本です。これが、この博物館の目玉と言っても過言ではありません。とにかくとてつもない大きさなんです。写真に収められないほどなので、ここは動画で撮ることをオススメします。階段を登る時に、思わず声が出てしまうほど迫力があるので圧巻です。

 

2.2階 生物の標本と宇宙コーナー

東北総合学術博物館 石 標本

そして、2階に上がると様々な生き物の標本が展示されていました。人間やゾウ、ウマなどいろんな標本を間近で見られるので実に面白いです。また、宮城の科学者についても学べるので、大人も勉強になります。個人的には、宇宙に行ったはやぶさの企画コーナーが面白くて見入ってしまいました。2階も円形になっているので、何度もグルグル周りながら見ましたが、本当に飽きません。子どもも楽しめますし、休憩用のソファーもあるので、大人も疲れずに見れました。

また、この博物館のいい所は、ゴールデンウィークや夏休みなど人が混む時期に行っても、毎回、あまり混雑していない点です。一応、館内は50人以内まで入館出来るように人数制限をされているのですが、1度も入れなかったことはありません。待ち時間も0です。そのため、館内もあまり人がいなくてゆっくりと見て廻ることができます。
アクセスも抜群で、仙台駅から地下鉄の東西線に乗って、青葉山駅で下りれば徒歩3分程度でつきます。ちなみに、出口は北1出口だと1番早いです。駐車場も完備されているので、車で行くのもオススメです。

 

東北大学総合学術博物館 宇宙展示
3.周辺スポット

近くには、八木山動物公園やベニーランド、青葉城などもあるので、観光の帰りに寄るのもありだと思います。だいたい1~2時間もあれば、全て見つくせると思うのでちょっとした空き時間にはオススメです。ただ、トイレはありますが、昼食場所などはないので、その辺は注意して下さい。平日なら東北大学の食堂も使えるので、そこで食べるのが個人的にはオススメです。入学しなくても、大学生気分が味わえると思います。

東北大学理学部自然史標本館は、普通に仙台市の科学館や博物館に行くよりも、格安で本格的な展示をみることができるので、かなりコスパが高いです。宮城県人でも、行ったことがない人が多い場所なので、本当に知る人ぞ知るレアな博物館だと思います。定休日の月曜日以外なら、いつでも入れる施設なので、ぜひ行ってみて下さい。