尼崎市立魚釣り公園ではなく？
私が紹介したい地元の穴場スポットは、兵庫県尼崎市平左衛門町にあります。尼崎市平左衛門町には「尼崎市立魚釣り公園」という魚釣りができる地元でとても有名で人気の公園がありますが、そこではありません。その公園の駐車場の入り口の目の前にある堤防がおすすめしたいスポットです。堤防が穴場スポットというのはあまり理解できないかもしれません。地元に住んでいる人はなおさらだと思います。私が実際に行ってたまたま発見したスポットですのでご紹介したいと思います。堤防の目の前にあるこの公園は海沿いにあり最近この海沿いにぐるっと一周新しく堤防が立ちました。以前はなかったので海や夜景がどこからでも一望出来ました。堤防が出来てからは全く海が見えないほどの約３メートルほどの高さまでの壁が出来たので景色が狭くなってしまったな…と少し寂しい気持ちでした。しかし津波などの被害から町を守るため、安全のためには仕方ないと思っていました。たまたま通りかかった際によく見るとその堤防にところどころにはしごのような簡易的な階段があります。その日車を止めてそれに登ってみました。少し急で心持たない簡易的な階段をおそるおそるゆっくり上りました。上っていいところなのかも初めはわからず、おそるおそるでした。１５段くらいの階段を上がり切り堤防の上に…すると一気に視界が開け、遠くまで大きな海が広がって見えました。以前より高い場所からの景色ですので全く違う海に見えました。ちょうど日が暮れる少し前の時間帯でしたので空の絶妙な何とも言えない色がキレイで、海とそのきれいな空が一望出来ました。しばらく動けなくなるぐらい、思考停止していました。こんなに近くに、地元に素敵な景色があるとは知らず、すぐに戻ってこようと思っていたので車のエンジンもかけたままだったことを思い出し来た道を戻りました。
尼崎市の穴場の絶景スポット
海と陸地を真っ二つに分けてしまった堤防が出来て残念に思っていましたが、だからこそ向こう側に広がる世界の特別感と独り占め感はとても格別です。きっと「尼崎市立魚釣り公園」に遊びに来た方は絶対通る道ですが素通りしてしまう方が多いと思います。展望台のように階段をのぼるようななにか看板も無いので本当に穴場です。この場所を誰かに教えるとした際はこの場所の住所はナビに載っていません。きっと「尼崎市立魚釣り公園」の住所を伝えて後は口頭で伝えるしかないかも知れません。むしろ特別感を味わっていただきたいのであまりたくさんの人が殺到してほしくないという気持ちもあります。しかしこの堤防に上って視界が開けた瞬間の感動をたくさんの人に味わっていただきたいのも事実ですので、とても複雑な心境です（笑）
私がこの場所を訪れたのは２０２３年１月のある日の１７時頃です。この時期のこの時間帯は日没の少し前ですのでお勧めです。空の青い部分とうっすらオレンジや赤くなりはじめている部分が混ざり合っていました。もう少し遅い時間帯ですと海を挟んだ向こう側の島の工場夜景が見られます。私はまたこっそり時間をずらして訪れたいと思います。冬のほうが空気が澄んでいて景色がキレイですし、写真もキレイに撮れます。ただこの時期のこの時間帯は気温が低くとても寒いです。海からの風は一段と冷たいです。防寒対策をしっかりなさっておでかけするようにしてください。あと注意事項としてはもちろんこの堤防に上る方用の駐車場はありません。路上駐車をすることになってしまいます。おすすめはこの公園の駐車場が営業時間内でしたらこの駐車場に止めて徒歩で向かうのが良いと思います。営業時間はホームページなどご確認いただけたらと思います。夜は街灯もなく暗くなることが予想されますのでそちらもご注意ください。
